top of page
執筆者の写真Yuji Akiyama

我らホスト&キャバ嬢

 こんにちはオンサイトカナダの秋山です。 皆さんはガイドツアーに参加する時、ガイドに何を求めていますか? 安全な1日、スティープな斜面、オープンな斜面、ドライな雪、ギアの使い方、雪崩レスキューのトレーニング、おもしろトーク、人によって要望は異なると思います。皆様がお金を支払ってガイドを雇う以上、ガイドはお客様の要望を”なるべく”叶えるように努力しています。なるべくというのは、諸処の事情、多くは安全面によって制限されることがあるので、なるべく=可能な範囲で頑張るわけです。

個人的には、ガイディングをガイド本位にならないようにするのがポイントだと思っております。全部ガイドさんにやってもらいたい自立する気がないお客様に、色々教えて自立するように促すのは望んでいることと異なりますよね。雪崩地形について学びたいお客様に、ガイディング中に自分がどのような判断でルートをセットしたとか、滑るラインを決めたとか頭の中で考えている事を声に出すことは、お客様も喜ぶと思います。もちろんその逆もあり得ます。重ねてになりますが、お客様が何を望んでいるか? ツアー前に話し合うのが手っ取り早いですし、馴染みのお客様であれば好みを分かっていると思います。皆様もお客様として何を望んでいるか?ガイドに率直に伝えると滑り以外にも充実した1日になると思います。

 

時として、要望ではなかったとしても、お客様の想像していなかったもの、限界を少し引き上げて上げることも満足感・充実感としては高いものになりますが、限度が過ぎるとやはりToo muchになってしまいます。

 

ガイドは自分で育っていくべき職業ですが、質の高いお客様が育てるとも言えます。質が高いという意味は色々知っている、と言うわけではなくて何をしたいか、もしくはしたくないか?の意見の言うお客様です。

 

ガイドはホストといいます、ということは女性ガイドはキャバクラ嬢でしょうか? 昨今このような発言はすぐに怒られますねが、フィールドが違えどお客様をもてなす仕事という意味では同じです。

 

お金を頂いて楽しませる、楽しむポイントはお客様によって違う。ここを見極める事は雪質判断同様に難しい事ですが、良いガイドへの1つの道だと思っています。

 カナダも春スキーの季節になってきましたが氷河の上はまだ冬。あと2ヶ月ほどスキーシーズンを楽しみたいと思います。皆様も安全な春スキーシーズンを!

Comments


bottom of page